トモタケの拳は神聖な光を纏い、 一閃!!! しかし、とっさに部下の1人がジャッカルをかばう。 「ウワアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 部下が白い光に包まれながら爆散する。 「くッ・・・一旦引くしかないようだな・・・」 ジャッカル達は人狼特有…
倉庫での惨劇から生き延びたトモタケとマーカスは なんとかマリオ邸に辿り着いた。 「幸い、誰にも見られることなく帰ってこれたな」 マーカスは玄関の扉を閉め、ホッとしたように膝から崩れ落ちる。 「マリアちゃんになんと言えば・・・」 トモタケは震えた…
翌日の朝方 トモタケとマーカスは、 マリオの所属する狩猟仲間の会議に参加。 場所はマリオの家、 マリオを含め6人の猟師が集結した。 「この2人がウルフの子飼いたちだ」 「この街で起きている大半の盗みは ウルフの指示によって行われていると白状してい…
「お前たちはウルフの家畜だ」 マリオは猟銃を持ち、2人ににじり寄ってくる。 「私は・・・」 トモタケは冷たい空気に体を震わせた。 「どうした?」 マリオはトモタケに問う。 トモタケはただただ震えている。 「寒いか?」 マリオはそう言うと猟銃の先端…
「夜も更けてまいりました」 肌寒い夜風に身をさらしながら、声を震わせトモタケ達は星を見上げていた。 「そんなことを言って、感傷に浸っている場合では無いッ!」 そういうとマーカスは、走り出し一気に他人ん家の敷地内に侵入する。 トモタケは、今まさ…